「今年こそ早めに準備しよう」
そう心に決めたはずなのに、気づけばもう2月。カレンダーを見るたびに、じわじわと焦りが押し寄せてきませんか?
本業が忙しくて、どうしても経理のことは後回しになってしまう。領収書の山を見るたびに「あとでまとめてやろう」と思いながら、結局手をつけられずにいる。数字を見るのが苦手で、帳簿と向き合うのが正直怖い…。
Junkoそんなふうに感じているのは、あなただけじゃありません。
でも、大丈夫です。この記事と一緒に進めていけば、今年の確定申告は確実に乗り切れます。焦らなくていい。一つひとつ、丁寧にクリアしていきましょう。
【まず確認】あなたは今、どのタイプ?
この記事を読み始める前に、まずは現状を確認してみましょう。あなたの準備状況に合わせて、読み進める順番を変えるとスムーズですよ。
チェックボックスにチェックを入れてみてください
□ まだ何も手をつけていない(→STEP1から順番に読んでください)
□ 領収書は集めたけど、入力はまだ(→STEP2から始めましょう)
□ だいたい入力済み、最終チェックがしたい(→STEP3へジャンプ)
□ とにかく今すぐやるべきことだけ知りたい(→緊急チェックリストへ)
所要時間の目安はこちらです
- 完全初心者の方:7〜10日程度
- ある程度準備が進んでいる方:3〜5日程度
- 最終確認だけの方:1日
焦る必要はありません。あなたのペースで、できるところから始めていきましょうね。
直前にバタバタするのは、あなたのせいじゃない
「また今年も…」と自分を責めていませんか?
でも、確定申告が直前になってしまうのは、あなたの能力の問題ではありません。
売上を伸ばすために毎日全力で頑張っているのに、その上経理まで完璧にこなせる人なんて、そうそういないんです。「数字が苦手」なんじゃなくて、ただラクに続けられる「仕組み」がないだけ。
まずは今年の確定申告を一緒に乗り切りましょう。そして、来年のために絶対にやってほしいことがあります。それについては、記事の最後でお伝えしますね。
【緊急度MAX】提出まで1週間切ってる人の最速チェックリスト
時間がない!そんなあなたは、細かいことは後回しにして、まずこれだけやってください。
【今日中にやること】
✅ 通帳・クレジットカード明細を全部ダウンロード
✅ 領収書・レシートを全部1箇所に集める(整理は後回しでOK!)
✅ 支払調書・源泉徴収票が届いているか確認
✅ 控除証明書を探す(生命保険、国民年金など)
とにかく「ある・ない」だけ確認できればOKです。綺麗に整理しようとしなくて大丈夫。
【明日やること】
✅ 会計ソフトに銀行口座・クレカを連携(まだの人)
✅ 売上の入力(請求書ベースで進める)
✅ 自動連携された仕訳を見て、確実に経費とわかるものを登録
家賃、通信費、サブスクなど「これは絶対経費だ」とすぐ分かるものからサクサク登録していきましょう。
【3日目以降】
✅ 自動連携で「あれ?これ何だっけ?」となった仕訳のレシートを探す
✅ 経費かどうか判断して登録
✅ 家事按分の計算(家賃・光熱費・通信費)
✅ 確定申告書の作成
完璧を目指さないこと。まずは「提出する」ことが最優先です。
【段階別】確実に進める確定申告ロードマップ
まだ時間がある人は、この順番で進めれば確実です。焦らず、一つひとつクリアしていきましょう。
STEP1:現状把握(1日目)所要時間:30分
まずは、今の状況を整理するところから始めましょう。
やることチェックリスト
□ 今年の申告方法を決める(青色申告?白色申告?)
□ 会計ソフトを開く(久しぶりでも大丈夫、勇気を出して!)
□ 昨年から使っている人→昨年の数字が引き継がれているか確認
□ 会計ソフトを今年初めて使う人→期首残高(開始残高)を入力
□ 必要書類リストを作成する(次項参照)
ここでのポイント:
完璧を目指さないでください。「何が足りないか」が分かればOKです。全部できてなくても、焦る必要はありません。
まずは「終わらせる」を目標に。細かいことは後から調整できますから。
STEP2:書類・データ集め(2-3日目)所要時間:1-2時間
探すべき書類と、見つからない時の対処法をまとめました。
【収入関連】チェックリスト
□ 通帳記録(事業用口座。プライベートと混在している人は全口座)
□ クレジットカード明細
□ 請求書・納品書の控え
□ 支払調書(クライアントから届くもの)
□ 源泉徴収票(副業や給与がある場合)
売上の入金を確認するための資料です。通帳は記帳を忘れずに。
【経費関連】チェックリスト
□ 領収書・レシート(紙)
□ 電子領収書(メール、PDFなど)
□ 交通系ICカードの利用履歴(※事業とプライベート混在の場合のみ)
□ Amazon・楽天などのネット購入履歴
※事業専用のICカードなら、チャージ時の領収書やクレカ明細があればOKです。
「これ、何に使ったんだっけ?」となりそうなレシートは、今のうちにメモしておくと後がラクですよ。
【控除関連】チェックリスト
□ 生命保険料控除証明書
□ 地震保険料控除証明書
□ 国民年金保険料控除証明書
□ 国民健康保険料の支払額通知
□ 医療費の領収書(年間10万円超えてる?)
□ ふるさと納税の寄附金受領証明書
□ 小規模企業共済等掛金の証明書(iDeCoなど)
控除証明書は再発行に時間がかかるものもあります。見つからない場合は早めに問い合わせを。
紛失した時の対処法
生命保険・地震保険の証明書
→保険会社に連絡すれば再発行可能(1週間程度)
国民年金の控除証明書
→ねんきんネットでダウンロード、または年金事務所へ問い合わせ
ふるさと納税の証明書
→各自治体、またはポータルサイトから再発行依頼
STEP3:入力作業(4-6日目)所要時間:各2-3時間



効率的な入力の順番と、時短テクニックをお伝えします。
【入力の優先順位】
①売上から入力(最重要)
□ 請求書と入金を照合
□ 売掛金の確認(未入金があるか)
□ 源泉徴収された売上の処理
売上は一番大事な数字です。ここを間違えると大変なので、最初に片付けましょう。
②自動連携された仕訳を確認
□ 確実に経費とわかるものから登録(家賃、通信費、サブスクなど)
□ 「これ何だっけ?」となる仕訳は後回しでOK
□ プライベートの支出は「事業主貸」で処理
会計ソフトが自動で拾ってくれた取引から進めると効率的です。
③「あれ?」となった仕訳の確認
□ レシートを探して何に使ったか思い出す
□ 経費にできるか判断して登録
□ どうしても分からないものは「仮払金」にして、後でまとめて確認
完璧を目指さなくて大丈夫。分からないものに時間をかけすぎないことも大切ですよ。
【時短テクニック】
- 会計ソフトの自動連携機能をフル活用する
- レシート撮影機能を使う(freee・マネーフォワードなど)
- 同じ取引は「取引テンプレート」に登録しておく
- 迷ったら一旦飛ばす。完璧主義は捨てましょう
よくある質問
Q. 領収書がないものは経費にできない?
A. できます。出金伝票を作成するか、会計ソフトに記録すればOK。ただし、金額が大きいものや頻度が高いものは証拠を残しておく方が安心です。
Q. 家事按分ってどうやって計算するの?
A. 合理的な基準で按分すればOKです。例:家賃は床面積の30%、通信費は使用時間の50%など。一度決めたら、年度内は同じ比率で統一しましょう。
STEP4:決算書・申告書の作成(7-8日目)所要時間:各2-3時間
いよいよ申告書類の作成です。会計ソフトを使えば、ほとんど自動で作ってくれますよ。
【青色申告の人】
□ 青色申告決算書を自動作成(会計ソフトの機能を使う)
□ 損益計算書の数字を確認
□ 貸借対照表の数字を確認
□ 減価償却費の計算(30万円以上のパソコンや備品がある場合)
決算書は会計ソフトが自動で作成してくれます。数字が合っているか、ざっと確認するだけでOK。
【白色申告の人】
□ 収支内訳書の作成
□ 収入・経費の集計を確認
□ 減価償却費の計算(10万円以上のパソコンや備品がある場合)
白色申告の方はシンプルです。売上と経費が正しく入力されていれば、あとは会計ソフトにおまかせ。
【全員共通】
□ 確定申告書(第一表・第二表)の作成
□ 所得控除の入力(生命保険料、医療費など)
□ 税額の計算を確認
□ 還付がある場合、振込先口座の登録
会計ソフトや国税庁の確定申告書等作成コーナーを使えば、画面の指示に従うだけで完成します。難しく考えなくて大丈夫ですよ。
STEP5:最終チェック(前日)所要時間:1-2時間
提出前の最終確認です。ここでミスを見つけられれば、あとは安心して提出できますよ。
【数字の確認】
□ 売上の合計額は正しい?
□ 経費の合計額は正しい?
□ 所得金額は正しい?(売上−経費)
□ 税額は正しい?
□ 還付額がある場合、振込先口座は正しい?
電卓で確認するのが面倒なら、会計ソフトの数字をそのまま信じてOKです。入力さえ間違えていなければ、計算は自動でやってくれますから。
【書類の確認】
□ 本人確認書類(マイナンバーカード、または通知カード+運転免許証などの本人確認書類)
□ 添付書類は全部揃ってる?(控除証明書など。電子提出なら添付不要)
□ 押印は必要?(電子提出なら不要)
電子提出の場合、控除証明書は添付不要ですが、5年間は自宅で保管しておいてくださいね。
【提出方法の確認】
□ 会計ソフトアプリから提出→マイナンバーカード読み取りの準備OK?
□ e-Tax(国税庁サイト)から提出→ID・パスワード確認済み?
□ 郵送で提出→控除証明書など添付書類を貼った?控えのコピー取った?切手貼った?返信用封筒入れた?
□ 持参で提出→添付書類を貼った?受付時間確認した?混雑を避けるなら午前中がおすすめ
郵送の場合、「信書」扱いになるので、必ず郵便局から送ってくださいね。宅配便やメール便はNGです。
【プロが教える】見落としやすいポイント
提出前に、ここだけは確認してください!毎年多くの人が見落としがちなポイントをまとめました。
経費の計上漏れワースト5
1. 家事按分(家賃・光熱費・通信費)
自宅を仕事場にしている人、按分していますか?床面積の30%を仕事で使っているなら、家賃の30%は経費になります。通信費や光熱費も同じです。
2. クレジットカードの年会費
事業用クレカの年会費、忘れていませんか?地味に毎年かかっているので、しっかり経費計上しましょう。
3. セミナー・書籍代
仕事のスキルアップのために参加したセミナーや購入した本、全部経費です。「自己投資だから…」と遠慮する必要はありません。
4. 銀行手数料・決済手数料
振込手数料やPayPalなどの決済手数料。小さな金額ですが、積み重なると結構な額になりますよ。
5. ソフトウェアのサブスク料
Canva、Chatwork、Zoom、Notion…毎月引き落とされているサブスク、全部経費です。意外と見落としがち。
控除の申告漏れワースト5
1. 医療費控除・セルフメディケーション税制
年間10万円以上の医療費があれば医療費控除が使えます。10万円に満たなくても、セルフメディケーション税制(対象医薬品を年間1.2万円以上購入)が使える場合も。
2. 小規模企業共済等掛金控除(iDeCo)
iDeCoに加入している人、控除証明書を添付していますか?全額が所得控除になるので、忘れずに。
3. 生命保険料控除
個人事業主でも使えます。生命保険、介護医療保険、個人年金保険、それぞれ上限がありますが、しっかり控除を受けましょう。
4. 地震保険料控除
火災保険とセットで加入している人が多い地震保険。控除証明書、届いていませんか?
5. 寄附金控除(ふるさと納税)
ワンストップ特例を申請していない人は、必ず確定申告で控除を受けてください。寄附金受領証明書を忘れずに。
所得控除について詳しく知りたい方はこちら:
📌 関連記事:所得控除の完全ガイド|14種類の控除を徹底解説
確定申告でやりがちなNGミス
❌ 国民健康保険料や国民年金を経費に計上する
これらや民間の保険料は経費ではなく「所得控除」です。確定申告書の控除欄に記入しましょう。
❌ 住民税を経費に計上する
住民税は経費になりません。個人事業税は経費になりますが、所得税や住民税は対象外です。
❌ プライベートの支出を経費にする
家族との食事代や旅行代を接待交際費や旅費交通費にするのはNG。
❌ 領収書がないのに架空の経費を計上する
バレたときのペナルティは大きいです。絶対にやめましょう。
❌ 売上の一部を申告しない
「現金でもらったからバレないだろう」は通用しません。全ての売上を正直に申告しましょう。
節税と脱税は全く違います。グレーゾーンには手を出さず、堂々と申告できる範囲で賢く節税しましょうね。
私も毎年、確定申告に苦しんでいました
実は私も、独立した当初は確定申告が本当に苦手でした。
確定申告の直前になって徹夜でレシートを整理し、「もう二度とこんな思いはしたくない」と何度思ったことか。でも翌年も同じことを繰り返してしまう…そんな日々でした。
転機は、会計事務所でのサポート業務に関わったこと。そこで初めて「仕組み」の重要性を実感したんです。月次決算の習慣を身につけたら、確定申告が驚くほどラクになりました。
だからこそ、今同じように悩んでいるあなたに、「来年からは変わる」方法をお伝えしたい。そう思っています。
【来年こそ】確定申告を”当たり前”にする方法
お疲れ様でした。今年はなんとか確定申告を終わらせましたね。
でも…来年もまた同じ苦労をしたいですか?
実は、たった3時間の準備で、来年の確定申告が劇的にラクになる方法があるんです。
毎月少しずつ積み重ねるだけで、確定申告直前に慌てることがなくなります。「経理は苦手だから…」と諦める必要はありません。仕組みさえ作れば、誰でもできるようになるんですよ。
毎年の確定申告を「当たり前の作業」に変える具体的な方法を、こちらの記事で詳しく解説しています。
📌 関連記事:【毎月たった3時間】確定申告がラクになる経理習慣の作り方
【もっと本格的に】お金の土台を整えたいあなたへ
「毎月3時間の習慣、やってみたいけど…一人だと続かないかも」
そう思った方もいるかもしれません。
実は、習慣化の一番の敵は「孤独」なんです。専門家のサポートがあれば、確実に続けられて、成果も出ます。
さらに、経理だけでなく、節税・社会保険・将来の資金設計まで、トータルでサポートを受けられたら?事業と家計を一緒に整えることで、本当の意味で「お金に振り回されない仕組み」が作れるんです。
本当のゴールは、「確定申告を終わらせる」ことじゃありません。「お金に振り回されない仕組みをつくる」ことです。
売上を伸ばしても、税金でごっそり持っていかれて、手元に残らないままでいいですか?
あなたの努力をムダにしないために。そして、仕事も家庭も大切にしながら”自分らしい未来”を実現するために。
今こそ、「お金の土台」を整える一歩を踏み出しませんか?









