ポジティブにあきらめる、の意味とは?北欧に学ぶ起業のコツ

コーディネーターを勤めているママ起業家大学の生配信番組

「ママ起業家TV mirai」

5/30のゲストは北欧生活デザイナー戸沼如恵さんでした。

フィンランドは、女性の80%以上がフルタイムで働いています。

でもその歴史は意外にも浅く、背景には国内の労働力の不足があったからこそ。

女性の社会進出をサポートするための子育て支援の制度は手厚くなり、

しかも、大企業も安泰ではないと、国を挙げて「起業」を奨励しているそう。

今の日本の現状にヒントになることがたくさんありました。

 

今回のお話で一番印象的だったのは、フィンランドの教育の中の概念

「ポジティブにあきらめる」。

出来ないこと苦手なことは一旦横に置く、と教わるのだそうです。

私自身もシングルマザーになって、気合を入れて金融機関に転職した直後

土日や平日遅い時間のセミナーや面談ができないことに焦りを感じたり

同期と同じペースでアポイントをこなせないことがコンプレックスだったりしました。

ですが、できないことをやろうとするなんて、

そしてできないことにフォーカスするなんてまさに時間の無駄。

幸いなことに、「今できることをするだけ」とアドバイスしてくれる上司と

それを素直に受け入れる自分の単純さ(!)のおかげで

平日の日中にお会いできる経営者やフリーランスの方とのご縁を広げたり

アポイントの件数は少なくても、そこからの成約率を上げられるよう工夫したりしながら

「できること」の質を上げることができたように思っています。

みんなと同じようなやり方を「ポジティブにあきらめた」からこそ、だったのですね。

 

シングルマザーとして起業するなら、できないことの理由をさがしていては成功できません。

とにかく今できることを探し、ひたすら積み重ねることで、

その精度を高めたりスピードを上げていくことを考えましょう。

 

他にも、戸沼さんのお話のなかでは、離婚率は高いけれども自立した関係もスタンダードなパートナーシップ、

最期まで「個」を尊重する高齢者の施設のことなども、日本に重ね合わせていろいろ考えさせれられました。

動画では、高齢者施設の「デジタルストーリー」のくだりで

感動のあまり泣きそうになるのをこらえて変な顔になっている私ですが、

そこは気にせず戸沼さんの貴重な話に耳を傾けていただけたら、と思います。

 
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