個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」とは?③運用の基礎知識その1

iDeCoとは②節税のメリットではその効果に惹かれたものの、やっぱり投資ってところが引っかかっているKちゃん。運用についての質問が続きます。

K:純子先生、iDeCoは自分で運用商品を選ばなければいけないということですが、どんなものから選ぶのですか?

J:iDeCoの口座を解説する金融機関で、どこを選ぶかによってラインナップは異なっているの。運用商品を3つ以上、うち一つは元本確保型という原則があるけれど、金融機関によっては30以上の商品を扱っているところもあるわ。

K:運用商品はどんなものなんですか?

J:ざっくり言うと投資信託。投資信託とは?についてはこちらを読んでね。

K:なるほど。私のように運用未経験だったら元本確保型から始めるのもアリですか?

J:企業型の確定拠出年金でよく見るパターン。そのままほったらかしになってしまう可能性大なので、最初からきちんと選ぶのがお勧めよ。そもそも、元本確保型にもリスクがあるって知ってる?

K:もしかしてマイナス金利のことですか?あれは銀行間の特殊な金利で、個人の預貯金で元本割れってことはないとニュースで言ってましたけど。

J:んーそうじゃなくて。物価が上がると貨幣の実質的な価値が下がる「インフレリスク」は聞いたことがあるかしら?

K:あー!ガリガリ君の値段が10円上がったからお小遣い500円じゃ足りないって子どもに言われたけど、そういうこと?これからはもっとインフレになる傾向なんですか?

J:今後の物価がどう推移するかを予測するのはFPの私でも難しいけど、日本のインフレ率の平均は2%を超えているの。デフレと言われていた時期ですら、身近な食品や資源の価格は上がっているし、ガリガリ君も値上げをしないようにいろんなコストをカットしていたとは思うけど、原価はとうに上がっていたはず。預貯金だけで老後資金を貯めていたら相対的に資産価値が目減りする可能性もあるのよ。

K:じゃあその分節約してたくさん貯めないといけないんですね。

J:もちろんそれもアリだけど、節約ばかりでは経済が回らなくなってより経済は落ち込むの。

K:では、もっとお金の余裕が生まれるよう稼がなけば!

J:それは確かに王道ね。でもここで投資という選択肢を思い出してほしいの。自力で稼ぐだけじゃなく、お金に働いてもらえると思うと気が楽にならない?そもそも、公的年金だって機構が運用しているからこそ、これだけの少子化でもなんとか機能しているのよ。

K:でもぞれはプロだからではないんですか?私でもできるの?

J:投資の成果を完全に予測するのはプロですら無理。でもプロが使っている手法で私たちも真似できるのは、運用のリスクを抑えること。リスクをコントロールするために大切なことを3つ話すわね。

①資産分散

②長期投資

③時間分散

この3つについて、イメージが湧くかしら?

K:うーん、なんかちょっと難しいけど、インフレでお金が減るのも嫌だし、頑張ってついていきます。

 

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